Coupe du Japon MTB 第2戦・ウイングヒルズ(岐阜県) レースレポート

【コース情報】

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雨のイメージが強く、日本屈指のハイレベルなコースとしても有名なウイングヒルズ。
今年はそんなイメージを覆すほどの晴天に恵まれ、夏の終わりを感じさせない気温も熱気も高いレースウィークとなった。
コースは全体的にハイスピードで、ビッグジャンプやロックセクションやドロップオフなど、ダウンヒルコースに必要なセクションが全て備えられており、チャレンジングで観客も楽しめるレイアウトとなる。
ただ、全てのセクションには迂回路も設定されており、自分のレベルに合わせて選択できるところがよく考えられていると感じる。
ウイングヒルズでは2003年に公式戦が開催されて今年で16年目を迎え、今ではどの会場よりも歴史があり、多くの選手達を育てて来たと言っても過言ではない。
今年もそんな国内屈指のレベルを誇るハイレベルなコースを、選手達がそれぞれのテーマを持って臨む姿がカッコ良く見えた。

*先日の世界選手権で転倒し負傷中の秋元選手は、今回は残念ながら不参加となったが最終戦では復帰を予定している。

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今年のゴンドラの夏営業は期間限定となり、山頂からのダウンヒルコースの走行は基本レースの時のみとなった。
この素晴らしいコースをレースの時のみしか走行できないのは残念。
来季の運営に期待したい。

 

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ハイスピードコーナーを走り抜ける井手川選手。
写真は松田メカニック。

 

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ハイスピードからハードなブレーキングでコーナーへ進入していく井手川選手。

 

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ゴールエリアに勢いよく飛び出してくる永田選手。
今回はEWS(ワールドエンデューロシリーズ)への参加を見据えて、敢えてPROCESS153 CRで参戦した。

 


 

井手川選手レポート

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予選4位 2:35:843 決勝4位 2:32:859

【予選】
練習日を通して良いイメージで走る事が出来ていた。
予選ではスピードを落とさずセクションでは攻めて、決勝に向けて体力の温存のためペダリングは7割ほどで走るように決めて走った。
スタート直後のペダリングセクションでスピードに乗せてからシングルトラックに進入し、ブレーキを遅らせてコーナーに入った際に、フロントタイヤが木の根で滑りバランスを崩してしまった。転倒ギリギリのところで運良く耐えることが出来たが、スピードが落ちたのでロスしてしまった。
シングルトラックを出て大きなジャンプ(V3)を飛んだ後で、挽回しようとラインを変更してイン側を走行したら、オーバースピードでバンクから落ちそうになってしまった。焦る気持ちは良くないと感じ、気持ちを入れ替えて後半を無理せず走りきった。ミスが多かった割にはTOPとのタイム差も僅差となっていたため、決勝でのタイムアップへの自信へと繋がった。

【決勝】
予選でミスのあったシングルトラックは丁寧に走る事とし、その他はとにかくブレーキを使わないように、ペダリング出来るところはスピードを上げて出し切り、攻めて走る事とした。
スタート直後から全力でペダリングしてスピードを上げて行った。シングルトラックでは予選でミスした箇所も問題なくクリアし、ロックセクションでもブレーキを掛けないように意識して走った。
いいスピードで走れていたが、所々滑りやすい浮砂利の多いコーナーでは慎重になって確実に走るようになっていたが、全体を通して大きなミスはなくゴールまで走りきれたと感じた。
優勝した選手までは1.7秒差もあったが、2位までは0.3秒差ほどと僅差で表彰台を逃したのは非常に悔しかった。ただ、自分の走りが出来て来ていると感じられる決勝になった事は、大きな収穫があったレースとなった。

【次戦への課題】
バイクのセットアップも上手く行っており、走っていてもイメージ良く乗れていると感じています。
もう一歩、決勝での出し切りができれば優勝も見えてくると思います。
今週末のレースでは決勝で合わせられるように調整していきます。
応援ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いします。

 


 

永田選手レポート

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予選11位 2:38:754 決勝9位 2:36:155

【予選】
今回のレースは2週間後に迫ったEWS世界選手権を見据えてエンデューロバイクで出場をした。海外のエンデューロは日本のダウンヒルレベルの速度域でのレースが多いので、日本で準備出来るセッティングや感覚の部分も含めてエンデューロバイクでの出場を決めた。昨年は大雨になり大荒れのコンディションの中優勝しコースで、自分の中で得意なコースでは無いが苦手なイメージも無く走る事ができた。しかし今年は大幅にコースレイアウトが変更されており、とにかくハイスピード、スーパードライコンディションの中のレースとなった。コースレイアウトが変わっていた事もあり、なかなかうまくリズムを掴む事が出来なかったが、エンデューロバイクでのセッティングも予選までには決まって、走りこむ事が出来た。予選はかなり様子を見て走る結果となってしまい、予選は11位で終える結果となった。 ハイスピードで攻め込む事がポイントとなるこのコースでなかなかペースを上げきる事が出来ず苦戦したが、決勝はここを課題に挑む事に決めて予選を終えた。

【決勝】
予選の課題でもあった攻め込む所を決めてメリハリを持ってレースを展開させるべく気持ちを切り替えてスタートしたつもりだったが、前半のペースが思うように上がらず中盤から攻めを意識したがライン取りなども衝撃の少ない綺麗なラインを取ってしまい結果タイムを伸ばす事が出来ない結果となってしまった。体への負担が少ない走りになってしまい不完全燃焼感があったが今回のレースにエンデューロバイクで挑めた事は次のレースへとてもポジティブな結果となった。EWSでいつも不安に感じていたセッティングの部分も見直す事が出来、自信を持って次のレースへ向けて気持ち切り替えて挑んで行こうと思います。

【次戦への課題】
今回エンデューロバイクで出場し、調整を得て挑むEWS世界選手権へ向けて今年の集大成として悔いの無いEWSにしたいと思います。引き続きの応援よろしくお願いいたします。