Coupe du Japon MTB 全日本選手権・田沢湖(秋田県) レースレポート

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コースデータ
全長1500m 
スタート地/未発表 フィニッシュ地/未発表 高低差/未発表

新年号の令和になり1回目の全日本選手権が田沢湖で開催された。
ここ数年は長野県で全日本選手権が開催されて来たが、久々の東北地方での開催に地元の新聞社やTV局なども駆けつけていた。
田沢湖といえば昔から雨の印象が強く、昨年も決勝前に雨が降り始め、コンディションが悪化する中でチームが1位と3位を獲得した良いイメージも残る場所でもある。
今年も練習日は雨が降り時間が経つにつれコースコンディションも悪化して行ったが、チームのライダー達はコンディションが悪くなるほど調子は上向きになって行った。
ところが、翌日の決勝日は朝から快晴となり気温もグングンと上昇。合わせてコースも乾き始めて行った。
予測の難しい状況のなか、年に一度の全日本選手権の決勝がスタートした。

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マッドタイヤ以外の選択は考えられないほどコース状況は悪化していった。
ベテラン勢はそんな時ほど経験値を生かして調子を上げていく。

 

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レース前日のタイムドセッションでは霧と雨により視界もほとんどない状況に。
走りながら状況を見て、その場で判断して走ることは簡単なことではない。

 

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チームで走行しながら最適なラインを試し選んで行く。
思考は無数あり、その分ラインも無数ある。
決められた練習時間の中で組み立てを行う。

 

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シングルトラックは真っ暗になり路面状況も把握しにくい状況に。
深い溝や木の根が選手達のラインを悩ませていた。

 

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バイクが汚れブースに戻ると、メカニックが次の練習に向けて洗車し整備する。
選手達は毎回、最高な状態のバイクで練習出来る。
チームで同じ目標に向かって協力しあうからこそ強くなる。

 

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前日の天候が嘘のような青空となった決勝。
決勝のみドライタイヤで賭けに出る選手もいたが、チームはマッドタイヤを選択してレースに望んだ。

 

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スタート直後の直角左コーナーには、大きな溝ができ転倒者も続出した。
捲き上る泥がコースのハードさを物語っている。

 

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ハイスピード区間とテクニカルなシングルトラックが連続する前半区間。
緩急の差とコンディションの差に惑わされるライダーも多く、誰にも予測できない難しい状況となっていた。

 


 

井手川選手レポート

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予選11位 2:34:646 決勝16位 2:28:260

【予選】
前日とはコンディションが大きく変わって行く中で、朝の練習から第1シングルトラックの出口が上手くいかずライン取りに悩んでいた。
前日とはラインを変更して走ることに決めたが、
やはり予選でもシングルトラックで上手くいかずストップしてしまった。
タイムロスとリズムを崩したが、なんとか挽回しようと力みすぎてしまい、悪循環で体力だけが奪われてしまった。
コースはまだ乾ききってはいなかったが、後半のシングルトラックでは溝が深くなっていたため、コンディションの確認も含めて丁寧に走りきりゴールした。
トップとは10秒ほどの差があったが、ミスを考えると十分挽回できると考えていた。

【決勝】
予選から約2時間が経過し決勝を迎えた。
気温は更に上がりコースはドライになっている可能性が高いと感じていた。
当日、1度も上手く走れていなかったセクションを丁寧に走ることと決め、久々のワクワク感に楽しさを思い出しながらスタートした。
スタートしてすぐにゲレンデ区間が乾いていることが走り出して分かった。
ペダリンングを強めて速度を上げてシングルトラックへ進入し、丁寧にブレーキを使って速度をコントロールして難所に入った瞬間、マッドタイヤが大きな石でグリップを失いフロントタイヤが横に流れてしまった。
そのまま溝にハマり前転するようにバイクから身が投げ出され転倒。かなりのタイムロスにプラスしてハンドルも曲がってしまったが、諦めずその後は攻めて走りきったが、結果は惨敗の一言・・・。
ここまで生活のほとんどをこのレースを中心にしてきただけに、今回の転倒は正直かなりショックだった。
1つのリズムが崩れた事によって悪いイメージで決勝を迎えてしまったことは、
自分の技術不足だと感じだと反省し、次に生かしていこうと思います。

【次戦への課題】
1つ崩れてしまった際の対処方法、思考をどう変えるのかを改めて考え直し、同じ状況が起きた時にリカバリー出来るように、経験を生かし準備して行きたいと思います。
応援いただきました皆様に感謝いたします。引き続き応援をお願い致します。

 


 

永田選手レポート

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予選6位 2:23:924 決勝8位 2:22:430

【予選】
年に一度の全日本選手権、2015年に富士見パノラマでチャンピオンを獲得して以来、毎年大きな目標として挑む大会だ。 今年は秋田・田沢湖で開催され、過去2年は優勝・3位と毎年良い走りが出来ている相性の良いコースなので自信を持ってレースに挑んだ。 今季エンデューロにフォーカスしてシーズンを送っている自分の中では数か月ぶりに乗るダウンヒルバイクで不安もあったが、そこはKONAの特性に助けられスムーズに乗る事が出来た。 練習日から雨のマッドコンディションになり、自分の中ではとても得意なコースコンディションへ!練習でも手応えが良く、落ち着いてコースが荒れて行くのを楽しめた。タイムセッションはまさかのマーシャルがコース内にいるハプニングがありロスしてしまったが走りは良かったので良い感覚を持ってレース当日へ望んだ。

レース当日はまさかの晴天となり、前日のコンディションからは大きく変わり急速にドライなコンディションへ。 自分としては雨で荒れた部分が残って欲しかったがシングルトラックの中も想像よりも早く乾いて行き、コース状況も簡単になって行き当て込み勝負なレース展開へとなっていった。 予選は一か所ストップしてしまったが、十分な余裕を持って走り決勝でのラインも想定しながら走る事が出来た。予選の最中もタイヤをマッド用のウェットスクリームからドライ用のアセガイに変えるか考えて走り、予選は6位で通過。

【決勝】
予選での乾き具合から悩んだあげく、決勝はウェットスクリームのカットで行く事に決めてスタートへ。 スタートしてすぐのコーナーから路面の感覚を伺いながらの走りになってしまい、第一シングルを出るまでの全体的な速度が守りすぎてしまう展開となった。第一シングルを出てからはとにかくペースを上げる事を意識したが、路面は想像以上にドライになっており、練習で掘れて荒れていた路面も緩和され走りやすい状況へ。自分の中でどこまでペースを上げれるか伺いながらの走りになってしまい結果は8位でフィニッシュ。過去2年良い結果を残せているコースだけにとても悔しい結果になった。やはり急速にドライになっていった路面に対応しきれなかった自分のミスが悔やまれる。 今回は自分の得意とする天気に見放され、攻めきれなかった後悔のみが残ったレースになってしまった。

【次戦への課題】
今回このような散々な結果になってしまい、日々応援して頂いてる皆様には申し訳ない結果で一杯です。今季の残りのレースへ向けて気持ちを切り替えて良い報告が出来るように取り組んでいきますので、引き続きの応援よろしくお願いいたします。

 


 

秋元選手レポート

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予選1位 2:24:383 決勝7位 2:21:627

【予選】
前日から不安定な天気であったが決勝日は暑いほどの晴天となりコースの泥はますます重くなり溝は深くなる一方であった。 予選では漕ぎを加えながらリズムの最終確認を行った。苦手なセクションも上手くこなしゴールするとトップタイムで2位に約2秒差あった為、決勝ではしっかり自分の走りをすれば優勝を狙えると考えていた。 良い手応えを感じたまま予選を終えた。

【決勝】
最終走者だった為コースは更に荒れていると予想していたが、守りの走りにならないよう意識した。スタートではしっかりとローラーで足を回して最後のイメージトレーニングを終えレースに臨んだ。スタート直後からしっかりとペダルを踏む事が出来たが、第1シングルの溝にフロント着地気味になってしまい耐えきれずクラッシュしてしまった。溝を意識して予選からサスペンションのセッティングを変更していたが耐えることが出来なかった。急いでリスタートするもブレーキに違和感を感じ再び止まってしまった。 ゴールすると7位でトップからは約6秒遅れであった為悔いの残るレースとなってしまった。

【次戦への課題】
年に1度の全日本選手権で訪れたチャンスだったが逃してしまい、勝利する難しさと自分自身の成長を感じられるレースとなった。 全日本選手権はまた来年になってしまうが、まずは公式戦で1勝する事を目標に今季のレースに臨んでいきます。 沢山の応援ありがとうございました。