Coupe du Japon MTB 第4戦・ウイングヒルズ(岐阜県)永田選手が優勝!!

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国内屈指の難コースとしても知られるウイングヒルズ。そんな通常でも難コースと言われるなか、レースが行われる際は高確率で雨が降り、更に難易度が高くなるのは不思議な現象である。
なぜ難コースかと言うと、難所となるシングルトラックの斜度が国内では最も急であること。それに合わせて人工的に作られたロックセクションは恐怖心も煽り高いスキルを必要とする事、メンタル面でも緊張感が高まり通常の走りが難しい状況を生み出しているのも理由の1つである。
コース状況は時間が経つにつれ悪化していき、濃い霧や雨により視界は悪く、近年の中で最も難しいコンディションとなって行った。
そんな悪条件を得意とするベテランの井手川と永田は、まるでこの状況を楽しむかのように生き生きと走っているのが印象的だった。
それは結果にも現れ、永田選手が予選・決勝とダントツのタイムで完全優勝し、新型のオペレーターもCJデビューWinを同時に達成した。

 

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土曜日の公式練習では1日を通して雨が降り続き、霧も濃く視界も悪い状況が続いていた。

 

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決勝が終わってすぐの井手川選手のバイク。
ゼッケンの数字が泥で覆われ分かりにくい状態だった。
レース時のコンディションの過酷さが伝わる写真である。

 

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公式練習の前日にコースウォークした際は天気も良く、コースも通常通りの走りやすい状況であった。
雨が降りライダーが走り始めるとコースは一気に変化していく。

 

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ウイングヒルズ名物のロックガーデン。
人工的に敷き詰められたセクションはスキルだけでなく、メンタル面でも集中力が必要となる難所。

 

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ダントツのタイムで優勝した永田選手
表彰式では雨も止み天候にも祝福された。

 

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サテライトチームとして活動するBGH/KONAの秋元選手。
若干17歳ながらも今大会では5位となり、悪コンディションでも強さを見せたレースとなった。
今後の活躍にも期待です。

 


 

井手川選手レポート

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予選3位 3:22:887 決勝4位 3:21:224

【予選】
一時的に雨が止み霧もなくなり視界も確保できたので少し走りやすい状況になっていた。
しかしながら雨が止んだ事で泥が粘土質になりタイヤのグリップ力は低下していた。
スタートして前半のキャンバーセクションでは、荒れたコースを見てその場でラインを変更して上手く走ることが出来た。
難所となるシングルトラックでは慎重に走り切り大きなミスなどはなかった。
練習時間から予選まで時間に別のクラスのレースが行われ、溝は深くギャップは大きくなっていた。
急に現れるギャップで転倒しないようにバイクを抑え込むことが体力的にもキツく、予定していたライン通りに走ることも難しかったが、その場の対応で最適なラインへ変更して走りきれたことは良かった。

【決勝】
レース前からまた雨が降り始めスタート時には霧で視界も悪い状況だった。
雨、泥がゴーグルに付いて視界が悪くなることを避けたかったため、バイザーを延長したり、ゴーグルにも雨対策をして決勝に臨んだ。
スタートしてすぐに予選よりもコースの業況は悪化していた事に気がつき、攻める場所と抑える場所をより明確に分けて走るように心がけた。
難所のシングルトラックも状況が悪化していたため、スリップしてペダルから足が離れてしまいタイムロスしてしまった。
焦らず1度止まってから走り直したのでこの後は上手くまとめる事が出来た。
後半のセクションではペダリングが多く路面も泥で重たくなっていたので体力的にもキツかったが、荒れていない最短ラインを選びながら走った。
緊張感も高い状況だったが転倒することもなくゴールできた事は正直ホッとした。

【次戦への課題】
最近は小さなミスで表彰台を逃す事が多いので、最後まで気を抜かずより攻めのライディングでタイムアップを目指し走り切りたいと思います。
後半戦も始まり連戦となるので、回復も含めて次戦に合わせていきます。

 


 

永田選手レポート

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予選1位 3:14:773 決勝1位 3:15:227

【予選】
近年苦手意識のつよいウィングヒルズで、2週前に開催されたダウンヒルシリーズに練習も兼ねて参戦。その時は今シーズン初のウィングで全く自分の走りが出来なくあまり良いイメージを持つ事が出来ないままレースを終えた。 前日の練習から雨が降り続き、かなりコースは大荒れに。今シーズン2回目のウィングという事でコースのリズムも少し掴む事が出来ていただが、タイムセッションではシングルトラックのロックセクション手前でペダルを踏み外してしまいそのままロックセクションで引っかかり前転、肩を強打してしまい良いイメージがないままに前日を終えた。 自分の気持ちを切り替える意味でもフラットペダルに切り替えて朝の練習から挑んだ。自分のリズムで自分の走りをする事を心がけ、良いリズムを練習中から取り戻す事が出来た。 予選本番、雨が止んだ事もありコースも少し走りやすいコンディションへとなっていたが前日から荒れた路面でかなりハードなコースになっていた。この中でも自分でスムーズなラインを見つけ出し、失速の無い確実なラインチョイスをする事で速度維持を心がけた。また前半と後半にあるペダリングセクションは体力勝負になるので、この短いコースレイアウトならではの温存する必要の無い漕ぎで良いリズムへ乗せる事が出来た。 結果は2位から約6秒差の1位で通過。

【決勝】
決勝前から降り出した雨で再び大荒れのコンディションへ。予選でのタイム差はあったもののワンミスアウトのレースコースなので、緊張感のある決勝になった。今季田沢湖でも予選1位で通過後、決勝でミスしてしまい3位とかなり悔しい思いをしたので、その反省点を活かしてこの決勝に挑んだ。 コース中盤で何ヵ所かミスはあったものの守りに入らず、流の良い走りが出来たと思う。 かなり大荒れのコンディションで走っていても緊張感が絶えなかったが、そのハードコースを楽しめた事が今回のなによりの勝因だと感じる。 またニューバイクもかなり乗り慣れてきたタイミングでもあり、そのバイクのコントロールの軽さ、剛性が生きたレースだった。 セッティングも迷いが無かったし、ようやくレースをしっかり組み上げて掴めた今季の1勝になった。

【次戦への課題】
後半戦へ向けて更に調子を上げて行けるように、トレーニングを積んでいきます。 今季はエンデューロとダウンヒルと両方良い結果を残せるように、頑張ります! 引き続きの応援よろしくお願いいたします。