自転車冒険家西川昌徳 ニュージーランド旅レポート ~北島編~

 

11月10日に日本を出発し、ニュージーランドで自転車旅を続ける自転車冒険家の西川昌徳さんから、レポートが届きました。

NZ1214-0まずは、ニュージーランド島北部に位置するニュージーランド最大の都市オークランドを出発。日本の学校と現地の学校を繋ぐ「skype授業」を行いながら、北島最南端にあるニュージーランドの首都ウエリントンに移動。12月1日時点での総走行距離は1,130kmも走破しています。西川さんは既に南島に移動し、ニュージーランド1周の旅を続けています。

西川さんから届いたニュージーランドの美しい景色の写真と共にレポートをお楽しみください。

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オークランドを出発。都市部はハイウェイとバイクルートが分かれていて安全に走行することができます。表示もわかりやすく出ていてサイクリングも楽しむことが出来ます。

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オークランドの市街地を抜けると、景色がガラッと変わりました。どこまでも続く緑の丘に放牧されたヒツジの白がポツポツと色を添えます。これぞニュージーランドという風景にやっと出会えました。

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風景はとても良いニュージーランドですが、走行には要注意。市街地以外は時速100kmが普通のニュージーランドの交通環境。景色に見とれて自転車がフラつきヒヤッとしたこともありました。

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景色は素晴らしい。見渡す限りのグリーンの丘が続きますが、それと一緒に道路のアップダウンも続きます。今回の旅の相棒KONAROVE STはフロントがシングルギアなのでダンシングで登らないといけない坂もちらほらと。

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ニュージーランドの季節は夏に向かっています。日本の春のように暑すぎず寒すぎず。しかし季節の変わり目で天気は不安定。この日は雨をしのぐために学校の軒先をお借りしてテントをはりました。

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富士山のように見えるのは、ニュープリマスというサーフィンのメッカから望むタラナキ山。標高は2,518mで頂上まで登山道があるそうです。時間があれば登ってみたかった美しい山。

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オフの日にタラナキ山のふもとに出かけてみました。ふもとの森は富士山の樹海の木々とは違って、南国特有の力強さを感じさせます。木々はコケにぎっしりと覆われていてなんだか映画の世界を歩いているみたい。

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タラナキ山のある半島の海岸線をぐるっとまわって南を目指します。こちらのビーチは砂が黒くて締まっているので自転車でもらくらく走れます。波が迫ってくる中を走ると改めて外国に来た開放感を感じます。

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ニュープリマスでは、こちらに住まれている日本人ご家族のお宅にホームステイさせていただきました。日本の友人からの紹介でお会いしたのですが、こうして縁がつながっていくことで改めて旅は、ひとりのようでひとりでは成し遂げられないと感じます。お世話になりました!

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少しずつ天気も安定していくニュージーランド。青空が出る日は空がまぶしいです。景色も輪郭がくっきりと際立ち、ついつい写真を撮ってばかりで、なかなか前に進まないことも。

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夏に向かうニュージーランド。いたるところでサイクリストに出会います。昼休みも兼ねてベンチでコーヒーを淹れていたときに通りかかったのはイタリアから来たサイクリストのレオナルドくん。コーヒーに誘ってしばらくお互いの旅について盛り上がりました。

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車もサインもスケールの大きいニュージーランド。写真のような大きなトレーラーは走り抜けるだけでも、その風に煽られてしまうので注意が必要。

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日本人も脱帽のセンスに出会いました。このお宅は何故だか家の前のフェンスに無数のビーチサンダルが吊り下げられていました(笑)

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「ライト&ファースト」がコンセプトの今回の自転車旅。テントはシングルウォールで800gを切る超軽量のものを使っています。夏に向かうニュージーランド。日没が8時近いので、夕方にテントを設営しても、まだ日が高くテント内がまるでサウナ状態です。

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夜になると、まるで降ってくるんじゃないかと思うぐらいの、満天の星空を見ることができます。これもキャンプサイクリングの醍醐味のひとつです。

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キャンプのあとは美しい日の出を見てからスタート。こちらは空気が乾燥しているので朝はジャケットが必要なほど涼しいこともしばしば。

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ニュージーランドで要注意なのが橋。日本の橋のように歩道が別に用意されている橋は、ほとんどありません。こちらの橋では、このように自転車のボタンを押すと「いま自転車が橋を走っていますよ!」という意味のサインが点灯するようになっています。

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すっかりビーチライドにはまってしまい、走れそうな海岸があれば、こうして海岸線を笑顔で走っています。

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1日150kmほど走る今回の旅ですが、時にはのんびり走るのも楽しむためには大事なこと。自然公園の中を走るバイクルートを見つけて走っていると吊橋発見。

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ニュージーランドでは、いたるところにこういったトレイルが整備されています。交通量の多い道路をさけて、このようなトレイルを走るのも旅の楽しみ方のひとつ。今回の軽量装備のおかげで、こういったトレイルライドでも自由気ままにどこでも走っていくことができます。

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自然の多いニュージーラントですが、都市はとっても近代的。それでも街の中にもしっかり公園や緑が残されていて昼休みや夕方にはたくさんの人でにぎわっています。

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交通量が増えて、車線も増え、目の前には北島最南端の都市であり、ニュージーランドの首都であるウエリントンが見えてきました。ウエリントンまではあと少しです。今後はここウエリントンで一泊してから、フェリーで南島に渡る予定です。