第30回 全日本選手権大会・富士見パノラマリゾート(長野県)

結果は厳しかった・・・。しかし可能性を感じたレースだった。

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【開催日】
2017年7月21-22日

【コースデータ】
全長1500m
スタート地1333m
フィニッシュ地1052m

 

今年で30回目を数える全日本選手権大会。

通常のCJシリーズとは異なり、年に1度のナショナルチャンピオンを決定する大会である。

出場者の誰もがこの称号欲しさに照準を合わせ、メーカーや観客、メディアの数も必然的に多くなっている。

その他の国でも同時期にナショナルチャンピオンを決める大会が行われており、世界でも注目のレースとなる。

今年からのルール変更としては、ジュニアクラスが撤廃されエリートクラスへ統一されたことも新しいニュースとなった。

チームでは加藤選手が予選1位を、泉野選手が2位を獲得し、前週のレースに引き続きワンツーフィニッシュ以上の結果が期待できる予選となったが、決勝でまさかのアクシデントが連発し、今年は厳しい結果となる全日本選手権となってしまった。

しかしそれぞれの調子も良く、実力があることも把握することは出来たと感じた。

この悔しい経験は必ず今後のレースに活かされると信じ、次のレースに向けて各自テーマを持って練習を行って行く。

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怪我の影響で万全ではない状態の中、レースが続くと疲労も蓄積する。

会場にてスポーツアロママッサージを受けて体調を整える井手川選手と永田選手。

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決勝に向けて各ライダーブースからスタート地点までのゴンドラステーションに向かう

既に集中した引き締まった表情へと変わっている。

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決勝が終了し30分後にゲリラ豪雨に見舞われて撤収作業も中断。

決勝前にこの雨が降っていたら、また結果が変わっていかもしれない。

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決勝の後半セクションで転倒する加藤選手。

ここでのタイムロスが大きく、優勝を逃す結果となってしまった決定的瞬間の写真。


井手川選手レポート

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予選15位 2:26:320 決勝14位 2:23:276

【予選】
期待していた雨予報がなくなり、コースは近年では珍しいほどのスーパードライコンディションとなっていた。
コースは短くギャップも大きな設定となっており、浮砂利ではタイヤも滑りやすく細かいコントロールが必要な状態となっていた。
正直このコンディションは怪我の影響がモロに出てしまい、バイクコントロールや押さえ込みがほとんど出来なかった。
練習から厳しい走りで悩みも多かったが、気持ちを切り替えて少しずつタイムアップする事にした。
予選では自分が考えていたラインをミスなく走りきることが出来たが、全体的に速度が遅くなってしまい、丁寧すぎる走となってしまった。
練習の時よりはタイムアップ出来たので一先ず安心出来た。

【決勝】
予選と同じライン取で走ろうと決めていた。その中でも全体的に速度を上げて、各セクションでの失速をなくそうと思っていた。
相変わらずコースは乾いており、コーナーは崩れて状況は悪化していた。
押さえ込みが難しいためギャップやドロップオフでは速度を落とすしかなく、繋がりが悪くなるためタイムロスが出てしまうのは仕方なかった。
後半のロックセクションではミスが出て失速してしまったが、その他の部分ではイメージ通りのラインで走ることが出来ていた。
タイムも予選よりも縮めることが出来たので、自分の中では目標をクリアできたが、結果としては満足とは程遠い内容となってしまった。
今できることはやれたと思うが、やはりこの大会でこの結果は非常に悔しい経験となった。

【次戦への課題】
まだ力が入らず可動域も少ない中、転倒すると再発のリスクもあるため、後半戦のレースに向けてはメンタル的にも厳しい内容だった。
今は普通に動かせて痛みをなくすことが最優先の課題だと考えている。
レースは続くので少しずつ取り戻せるように積み重ねて行きます。


永田選手レポート

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予選31 2:33:135 決勝9 2:20:374

【予選】
一年に一度の全日本選手権。2015年にタイトルを獲得して、昨年はタイトルを取ることが出来ず、やはり普通のレースとは違う雰囲気でいつも以上に入念にコースのチェックも行なった。このレースの前の週に開催されたジャパンシリーズでは優勝を獲得する事が出来、リズムも良かったので集中して挑む事が出来た。コースはショートコースで決して得意なレイアウトでは無かったが、レース前日に開催されたタイムセッションでは4位とまずまずのタイム差で終える事が出来たので、良い感覚を持ってレース当日を迎える事が出来た。 予選からしっかり攻めていくことを決めてスタートし、良いリズムで走れていたのだがキャニオンジャンプ手前の細かいコーナーセクションでまさかのスリップダウンをしてしまい転倒。予選を31位という結果で終えることに。調子も良く転倒は頭になかったので想定外で気持ち的にリズムが狂ってしまった。プロテクトを使用し決勝へ。

【決勝】
予選での転倒があり、15位でのスタートへ。転倒しては勝てない、守ってはタイムは出せないと色々考えているうちにリズムが狂い、迎えた決勝では全体的に安全な走りになってしまい、タイムを伸ばす事が出来ず。 調子も良く、セッティングも出ているだけに非常に悔しい結果になった。 ダウンヒルは本当に奥が深く、レースでピークの走りを持ってくる事の難しさを改めて痛感した。 2017年の全日本選手権は9位という結果で終えたが、レース中の感覚も良いので後半戦へ繋げて行きたい。

【次戦への課題】
レースシーズンも中盤になり、調子も良く集中してレースを走れているので、後半戦もしっかり結果に繋げて行きたい!皆様の引き続きの応援よろしくお願いします!


加藤選手レポート

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予選1 2:17:294 決勝11 2:20:686

【予選】
予選は、7割程度で走ると決めていた! スタートし、リラックスして第1コーナーを曲がった!ペダリングはほとんどしなくプッシュを意識して走った! 前半の小さいジャンプも飛び過ぎるためあえてブレーキをした。 しっかり面を合わせることが出来、シングルも流れよく進入した! その後、リズムに乗せゴールした。 流したが暫定1位を獲得した。 そのまま1位を守りきり予選1位で突破した。

【決勝】
決勝は、自分の悔いがないよう攻めて走ろうと決めていた。 スタートし、第1コーナー手前から転びそうになったがスムースに行く事が出来た。 第1シングルに入り思い通りにラインも入る事ができた。 しかしゴンドラ下の右コーナーで少し膨らんでしまいタイムロスをしてしまった。 気持ちを焦らないようにはしたが、心のどこかで焦りが出てしまったのか分からないがAダッシュの進入で転んでしまった。 フロントが滑っていたのは感じたが何故その時に足が出なかったのか正直分からない。 その後、スピードが乗らなかったため進入の岩ドロップを迂回した。 少し諦め気味になってしまったが後半セクションで気持ちを入れ替え走ったがゴールして11位という結果になってしまった。

【次戦への課題】
めっちゃめっちゃ悔しかった。やり直したいと何度も思った。しかしこれが勝負の世界なんだなと初めて思った。 今回の敗因は、転んだ事。 しかし、なぜリカバリー出来たかもしれない転倒を防げなかった理由は分からない。 きっと攻め過ぎた。それに尽きると思います。 次戦への課題 次戦は、転倒しても勝つことが目標です。 それには、圧倒的な速さと自信が必要だと思います。それを身につけるにはメンタルトレーニングが必要だと思った。 気持ちを強くする事によって普段の練習から攻める事が出来る。そうする事によって圧倒的な速さに繋がることが出来る。そして圧倒的な速さがあれば少しレーススピードを落としても勝つことが出来る。転倒率も下げることが出来ると思いました。


泉野選手レポート

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予選2位 2:17:801 決勝5位  2:16:731

【予選】
今回のコースは今までのレイアウトとまた違ってコース攻略に時間がかかりました。
初日の公式練習では全く流れを掴む事ができずこのままではマズイなと少し感じていました、タイムドセッションの走りもさほど悪くはなかったですが全然タイムが出ていないことにびっくりしました。
練習後タイムドセッション時のヘッドカメラの映像と先輩方のラインどりを教えてもらったり改善点をかなり見つけ出す事ができおおよその優勝タイムが予想できました。
朝の公式練習では3本走り、流れはほぼ完璧に仕上げる事ができました、改善もでき自分の走りがやっと出来てきたと言う感じになりました。 予選ラン直前まで午後の天候を考えて決勝のスタート時間を早める予定でしたが、調子が良すぎて思わず真剣に走ってしまいました。
1箇所ミスをしてしまいましたがスムーズに走る事ができ予選2位という良い順位をとれて決勝に向けてかなりいいイメージで終える事ができました。

【決勝】
いつもより緊張はなくかなりリラックスして挑めた、
しかし、スタート直後のタイトな左コーナーでやや後輪がスリップしてしまい少し焦りが出ましたが1度気持ちを落ち着かせその後のセクションもスムーズ良くこなせました。
キャニオンジャンプ後の常設区間に合流する右コーナーでフロントタイヤがスリップしましたがすぐに焦った心を落ち着かせる事ができ、最後のシングルトラックを焦る事なく侵入する事ができた。
中盤のロックセクションは練習初日から1番速い自信があり決勝でもほぼノーブレーキでいきましたがまさかのパンク…
一瞬穴が塞がりましたがすぐに空気は全部抜けてしまいベコベコの状態でゴールをきりました。
ゴール直後自分のタイムを見て驚きましたが、悔しさが込み上げてきました。

【次戦への課題】
今回はいつも以上に調子が良く、乗れていましたが決勝で初めてのパンクをしてしまい新しい経験をする事ができました。
原因は分かっているので後半戦で同じことを繰り返さないようにまた練習に励みたいと思います。