DOWNHILL SERIES 第6戦・吉無田高原(熊本県) 井手川選手が2位

 震災を乗り越え、笑顔があふれた吉無田高原

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開催日:2016年11月19日20日

天候:晴れ コースコンディション:セミウエット

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2016年4月の熊本県の震災で被害の大きかった御舟町ですが、そのすぐ近くにある吉無田高原も同様に被害に遭われました。当初はコースもクローズされ再開もいつになるのか未定でしたが、地元のよしむたMTBクラブの方たちの努力もあり、例年通りに今年もダウンヒルシリーズが開催されました。

AKI FACTORY TEAMでは、少しでもお手伝い出来ればと思いチームが参加する各会場で募金箱を設置し、皆様にご協力いただく事で、多くの支援金を集める事が出来ました。この支援金はコースの修繕費や維持費などにご使用いただければと思い、よしむたMTBクラブさんへ直接お渡しさせて頂きました。

そんな思いを持った各地のMTBライダー達が、特別な思いを持って今大会に集まり、心から楽しみ、吉無田に元気を与える素晴らしい大会となりました。

 

吉無田高原の名物でもある恐竜リフトや恐竜オブジェ。
今回はコースで動く恐竜がライダーを応援してレースを盛り上げていました。

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今大会は九州の各地からショップさんも参加し、過去の吉無田大会の中でもで、1番多くのエントリーを集めた大会になりました。

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ダウンヒルシリーズランキング現在1位の井手川選手
昨年はこの吉無田から3連勝を勝ち取った、思い出の大会となっている。

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昨年とはコース設定が変わり、よりハイスピードでコーナーの多いコースとなった。

土質が火山灰となる為、雨が混じって非常に滑りやすい状況となっていたが、水はけも良く日曜日には走りやすいコンディションとなった。

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各クラスのレースタイムが前日よりも大幅に更新されていく中で、プロクラスがスタートした。

先ずトップタイムを出したのは熊本県出身の浦上選手。地元開催という事もあり、見せる走りで会場を沸かし暫定トップタイムをマークした。

前日のトップタイムを出した井手川選手よりも約3秒も速いタイムでゴールした。

続く今年の全日本チャンピオンでもある九島選手が中間エリアに姿を現し、後半も速度が落ちることなくゴールした。

九島選手のタイムは浦上選手を更に約3秒も上回るタイムを出し、会場が驚きの声を上げた。

こうなると最終走者の井手川選手が40秒台に突入かと期待が高まる。

井手川選手も九島選手と同じくらいのタイミングで中間エリアに姿を現し、九島選手とは違うライン取りを選択してゴールまで駆け抜けた。

ゴールしてタイムが読み上げられたが、九島選手のタイムを更新する事が出来ず、井手川選手は2位で今大会を終える事となった。

しかしコース全体が見えやすいこの吉無田で、プロライダーの走りを多くの人に見て頂いた事は非常に意味のあった大会だと感じる結果だった。

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井手川 選手レポート

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タイムドセッション 0:56:698 決勝2位 0:50:649

 

【タイムドセッション】

10月末のCJ富士見パノラマ決勝でクラッシュしてから、約1ヶ月ぶりにバイクに乗ることが出来た。

朝から警報が出るほどの豪雨となり、コース内はもちろんマッドコンディションになり、所々に雨が溜まり、小さな池のようになっている箇所もあるほどだった。

コースは約50秒ほどとかなりショートトラックとなるが、前半はスピードが速く、後半はテクニックなコーナーが続く設定となっていた。

ライン選択も多かったため、タイムドセッションでは最短のラインを試しながら走る事に決めた。

スタートして第2コーナーで大きくふくれてしまい、ラインアウトしてしまった。

そこから中間のテクニカルなS字コーナーでは、誰も走っていない、事前に決めていたイン側のコースを選択して走った。

進入速度は低かったが、最短ラインで走ることが出来た。

そのままゴールまでミスなく走りきり1位でその日を終えた。

 

【決勝】

朝から気温も上がり始め、コースは次第に乾き走りやすくなって行った。

それを見越して、前日とは違う速度の乗りを重視したラインを試しながら走る事とした。

練習では1カ所のライン取りで悩んでしまったが、決勝でも最短ではなく、速度の乗りを意識して走った。

スタートして前半のハイスピード区間は上手く速度を乗せてクリア出来ていた。気になっていた中間のS字コーナーでブレーキングが強くなってしまい失速してしまった。このコーナーでは速度を意識していたので、距離は最短ではなく大きなロスとなった。そのままゴールまで走りきったが、コンマ差の戦いでは1つのミスが大きく勝敗を分ける為、2位でレースを終える事となった。

 

【次戦への課題】

久しぶりのレースにやや緊張気味だったので、心拍数を落として冷静になろうとコントロールしたが、逆に慎重になり過ぎてしまったように感じた。

ショートコースでは早くに決めたイメージ通りのライン取りを、重ねて練習走行する事でミスを減らしてタイムを縮めるため、次戦ではその展開を思い出し、集中して決勝に臨みたいと思います。