COUPE DU JAPON MTB 第4戦・ウイングヒルズ白鳥 井手川選手が優勝!

ワールドカップクラスの新設コースで生まれ変わったウイングヒルズ

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コースデータ

全長2300m スタート地1200m

フィニッシュ地868m 高低差332m

 

世界選手権が終わり選手とメカニックが帰国し、久しぶりのチーム全員が揃ってのレースとなった。

今年はウイングヒルズのコースが新設され、新上級コースとして生まれ変わった。

コースは国内最大斜度を誇るシングルトラックに、人工的に作られ世界でも支流となるロックセクションが追加された。

また、その他にもウープスセクションや、ビッグジャンプセクションなど、これらを常設コースとして開放しているあたりに、ウイングヒルズの意気込みが感じられる素晴らしいコースとなった。

前評判も非常に良く、間違いなく国内最高峰のコースと言っても過言ではないと感じられた。

そんな高いスキルを必要とするコースに雨がプラスされて、コースには深い溝やギャップが付け加えられ、転倒なしでは降りて来られないほどの難易度の高さとなっていった。

刻々と変わるコース状況に対応するスキルを求められる、最も過酷なレースとなる事が予想された。

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予選終了後の井手川選手のバイク。

コースコンディションの悪さが一目で分かる泥の付き方だった。

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山頂のゴンドラエリアからスタート地点までは少し距離があり、雨も強く降っていたため選手達はゴンドラステーションでウォーミングアップを行い、時間になるとスタート地点に向かって行った。

 

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前日の天候とは変わり、レース当日は朝から激しい雨が降り続いた。

スタート地点の視界も霧で見えにくく、雨がゴーグルにもあたり更に視界を悪くしていった。

 

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季節も秋に変わり日が暮れる時間が早くなって来た。

レースを終えて片づけを終えるころには外は真っ暗になっていた。


 

国内最高峰の難コースを制し、井手川選手が見事に優勝!!

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予選から決勝までも時折強い雨が降り続き、コースの状況が誰にも分からない状況となって行った。

チームでは先ず、永田選手がスタートし、悪条件の中でも予選よりも大きくタイムアップし暫定1位に。

続いて井手川選手が早いタイミングでゴールエリアに姿を現し、永田選手のタイムを大きく上回りタイムを更新。

この時点で残り9名となり、泉野選手、加藤選手らもゴールして行くが、コースコンディションの悪化からか井手川選手のタイムは更新できない。

誰が優勝するのか分からない、そんな緊張感のあるゴールエリアとなっている中に最終走者の姿が井手川選手と同じくらいのタイミングで見えて来た。

ゴールエリアに見えてから約20秒ほどゴールまでに時間が掛るが、最終走者もタイムを更新する事が出来ず、その時点で井手川選手優勝が決まった。

井手川選手はJCF公認レースでは約3年振りの嬉しい優勝となった。


井手川選手レポート

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予選48 4:29:363  決勝1 3:00:505

予選

予選の時は一時的に雨が弱まっており視界は見やすくなっていたが、朝の練習からも時間が空いたため、コースコンディションの変化は予想できなかった。

スタート直後のハイスピード区間では溝も深くブレーキングギャップも大きくなっていた。

ラインを確かめながらも危険な場所を自分で決めて、そういった場所では丁寧に走るように心掛けた。

中盤のジャンプに差し掛かり、路面が重たかったためギリギリまでぺダリングして加速させたが、速度がやや足りず着地に失敗して壁に激突してクラッシュしてしまった。サドルもハンドルも曲がり大きくロスしてしまった為、プロテクトがあるのでそこからはコースチェックしながらゆっくりとゴールまで走った。

*プロテクトとはレース当日までのUCIランキング上位4名は、予選でスタートしてゴールすれば必ず決勝には進出できると言う国際ルールです。

【決勝】

予選から決勝までの間も雨は強く降り続いていた為、予選よりも更にコース状況は悪化していると予想できた。

転倒リスクが低くスピードを上げるところ、リスクが高く丁寧に走るところは事前に何度もイメージしてスタートした。難易度の高いシングルトラックはイメージ通りに慎重に走りきり、予選でミスしたジャンプセクションへ進入、ここでまたも態勢を崩してしまい、あわや転倒寸前になったが、なんとか持ちこたえて後半セクションへ。

ここからは失速させないように上手くスピードを乗せて維持させる事に集中した。

ゴールエリア手前もブレーキングギャップで深い溝になっており危険な状態だったが、無理せずしっかりとギャップに身体を備えてクリアする事が出来た。

ゴールして暫定1位だったが、この状況ではタイムが良いのか、悪いのかも判断できず、最終走者がゴールして優勝が決まった瞬間に、ようやく喜びを爆発させることが出来た。メカニックやチーム関係者、スポンサー様に感謝いたします。

次戦への課題】

手の怪我に、難しいコンディション、そんな厳しい状況の中でも楽しめて走ることができ、久しぶりのJCF公認レースでの優勝はとても嬉しかったです。

これから後半戦が始まりますが、このペースを維持して次戦の優勝に向けて集中していきます。


 

永田選手レポート

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予選13 3:15:026  決勝6 3:06:975

予選

今回のコースは常設コースという事もあり多くの選手が走り込んだコースでとてもハイレベルなレースとなった。コースは井本選手が手がけ、非常にハイレベルで走りごたえのあるレースになっていた。 しかし自分はというとこのレースで初めて走る事となってしまい、コースのライン取りなどリズムを掴む事が出来ない結果となってしまった。 また世界選手権の時差ボケと同時に腰痛も発症してしまい、前日に行われたタイムセッションは走るか悩んだが通して走っていなかったのでとりあえず出走したものの手応えを感じる事の出来ない走りになってしまった。久しぶりに全く集中出来ないレースとなってしまった。 しかし予選当日は朝から大雨になり、コンディションも大荒れに。これが自分にとってはポジティブに働き一気に集中力を上げれるきっかけになった。 しかし腰の調子は変わらずいい状態ではなかったので、予選はプロテクトも持っていた事もあり大きな負担のかかるジャンプなどな全て迂回し結果13位で予選を通過。 決勝へ温存した。

【決勝】

予選終了後も雨は降り続きコースは順調に荒れてくれて自分の得意なコンディションに。 しかしコースは想像よりも荒れており、コース中盤のシングルトラックでラインを外してしまい大きくロス。 ミスはあったものの集中力を切らさずに走りきる事が出来、6位でレースを終えた。

次戦への課題】

今回は色々なものが噛み合わない結果となってしまったが、シーズン後半戦、しっかりと腰を治療して集中力を持って一里野、富士見と戦っていきたい。 シーズン後半戦も応援よろしくお願いします!!


 

加藤選手レポート

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予選5 3:08:781  決勝5 3:05:433

予選

予報通り、土砂降りになったり止んだりと難しいコンディションになってしまった。 予測、テクニックが必要とされた。 難しいコンディションではあったが雨のレースには自信があった。 予選は、ラインを外してしまい5位でゴール。

【決勝】

コースが荒れているのを予測しリアタイヤをカット無しのマッドタイヤをチョイス。 スタートして、予想通りコースは荒れていていた。 コース後半までノーミスで来ていて、抑える所は抑えて、かなりいい走りが出来ていた。 しかし、視界が見えなくなっていたのでゴーグルのラミネートを剥がしたところゴーグルが動いてしまい余計に視界が悪くなってしまった。 しばらく我慢しながら走っていたが、どこ走っているか見えなくなってしまい止まって直してしまった。 そのまま全力でゴールしたが、止まってから完全に集中が切れてしまいバタバタのままゴールしてしまった。 暫定3位でゴール。 結果は、5位。優勝には遠い順位をとってしまった。

次戦への課題】

今回の敗因は、ゴーグルが緩かった自分の考えの甘さが敗因となってしまった。 だが、初めての経験としてとても印象に残ったレースとなった。次の雨レースはこのようなミスが無くなると思う。

次戦への課題 優勝は、もちろんだが、次戦の妙高は未知の世界。 どんなコースか分からないが、自分の技術とスピードをしっかり把握して100%の実力を出せたらいいなと思います。


 

泉野選手レポート

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予選9 3:10:321  決勝26  3:44:484

予選

朝の公式練習は1時間半ありましたが2本の試走でやめました。
コースは大雨により、ドライコンディションよりかなり難しくなっていました。
スタート直後のオフキャンバーは川のように水が流れていてブレーキングで荒れ始めていました。
第1シングルもとても滑りやすくなっていて木の根や石の上に泥が乗り難易度が格段に上がっていました。中盤はラインをしっかり見ながら走れば問題はありませんでしたが後半はペダリングが必要となりましたが体力を出来るだけ消耗しない走りを意識して走行しました。

【決勝】

予選で走った時よりコースは荒れていると思ったので、少し抑え気味でスタートを切りました。
しかし、第1シングルの出口付近でオーバーランになってしまい転倒、グローブに泥が付いてしまいハンドルを握るのが困難になってしまいましたそのため次のジャンプは迂回しました。
第2シングルの出口付近でフロントタイヤが木の根に取られてスリップしてしまい、ハンドルもしっかりと握れていない状況だったのでそのまま転倒しました。
後半は、気持ちを切り替え攻めきる事ができましたが結果としては非常に残念な結果となってしまいました。

次戦への課題】

マッドコンディションでも焦らずしっかりと自分の走りを出来るように練習時から、抑えつつ攻める走りを出来るように調整していきたいと思います。