【Team UKYO】第30回ツール・ド・北海道2016レースレポート

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期日:2016年9月1日(木)~9月3日(土)
開催地:北海道道央地域
クラス:UCI2.2
総距離:511km

9月1日から3日にかけて開催されたツール・ド・北海道に本年も参戦しました。

国内で唯一、大自然の中を町から町へと公道を使用して巡るこのツアーは今年で30回目の記念すべき大会となりました。Team UKYOやブリヂストンアンカー、マトリックスパワータグ、愛三工業レーシングチーム、シマノレーシング、宇都宮ブリッツェンなど国内UCIコンチネンタルチームの他、NIPPOヴィーニファンティーニ(イタリア)、ジェリーベリー(アメリカ)、セントジョージメリダ(オーストラリア)など6ヵ国からの海外チーム、日本大学や明治大学などの学連チーム、そして北海道選抜といった合計21チーム、99名の選手が参加しました。Team UKYOからは畑中、平井、住吉、ベンジャミン・プラデス、ジョン・アベラストゥリの5選手が参戦しました。

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【第1ステージ】
9月1日 豊平川河川敷特設コース(1.0km 個人タイムトライアル)

レース初日は午前中に個人タイムトライアル、午後にステージレースが設定されています。

第1ステージとなるタイムトライアルは豊平川沿いを上流方向へ、わずかに上り勾配の1kmを走ります。1分おきに選手たちがスタートしていき、Team UKYOは平井選手、畑中選手、アベラストゥリ選手、プラデス選手、住吉選手の順番で、20分間隔のスタート。その中でアベラストゥリ選手が暫定トップの1分14秒16(平均48.5km/h)でフィニッシュ。この後もこのタイムは破られることなく、見事第1ステージで優勝!幸先の良いスタートを切るとともに、個人総合ジャージを着用し、リーダーチームとして午後の第2ステージを迎えることとなりました。出走99名/完走99名

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【第2ステージ】
9月1日 札幌市~赤井川村~倶知安町(111km ロードレース)

タイムトライアルから昼食を挟んでの第2ステージは2回の山岳ポイントがある111kmのロードレース。距離は長くないものの厳しい山岳が続くこともあり、ゴールスプリントとなるか小集団での逃げ切りとなるか、展開の予想が難しいステージです。

13時にレースがスタートすると逃げを作るべく各チームが激しいアタック合戦を繰り広げます。何度か小さい逃げが出来ては吸収されるのを繰り返したのち、15kmを過ぎる頃に増田選手(宇都宮ブリッツェン)、ルバ選手、西薗選手(ブリヂストンアンカー)、ボネロ選手(セントジョージメリダ)の4人が集団との差を1分程度つけて最初の山岳ポイントへ。しかし山岳ポイントを過ぎた下り区間で、ダウンヒルを得意とするプラデス選手を含む15名程度が合流して先頭集団は再び20名程度に。そのプラデス選手はホットスポットを狙い1位通過に成功。そして、この集団のまま2回目の山岳へ備えます。すると増田選手がこの山岳ポイントを狙いアタック。単独で2回目の山岳ポイントを1位通過すると、そのまま一人ゴールへ向かいます。プラデス選手を含む15名程度の追走集団は選手間での意思がかみ合わず、増田選手をうまく追えません。

結局増田選手がそのまま単独トップでフィニッシュ。2位争いとなったこの小スプリントでプラデス選手はタイム差なしの9位でフィニッシュし、ホットスポット1位のボーナスタイムが加算されて個人総合3位となりました。出走99名/完走87名

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【第3ステージ】
9月2日 倶知安町~ニセコ町~喜茂別町~真狩町(180km ロードレース)

大会2日目の第3ステージは40km地点に設定された標高747mの新見峠山岳ポイントがあり、レース長180kmに渡ってアップダウンを繰り返した後、ラスト約700mが斜度10%近い登りゴールというコースプロファイル。Team UKYOとしては登りゴールを得意とするプラデス選手のステージ優勝と個人総合順位アップを狙います。畑中選手、平井選手、住吉選手、アベラストゥリ選手が、そのためのアシストをするとともに、増田選手の個人総合首位を守る宇都宮ブリッツェン、総合逆転を狙う愛三工業やNIPPOの動きに注意しながらレースを走ります。

朝9時半にレースがスタートすると、予想通りの激しいアタック合戦。個人総合に関わる選手が絡む逃げには厳しいチェックが入り、なかなか成功しません。Team UKYOも逃げに入る動き、そして危険な選手を逃さない動きを繰り広げます。そんなアグレッシブな状況の中から木村選手(シマノレーシング)、野中選手(キナンサイクリングチーム)という2名の逃げが成功。後に3名がジョインして5名となったこの集団がやがてメイン集団に吸収されると、今度は佐野選手(マトリックス)や早川選手(愛三工業)など強力な4名の逃げが形成され、順調に逃げ続けます。レースが残り30kmを切るあたりからメイン集団が活発になると、その情報を聞いた先頭集団もスピードアップ。5人だったグループも佐野選手と早川選手の2人だけになりながらゴールを目指しますが、これをメイン集団がラスト1kmで吸収。Team UKYOは平井、住吉の両選手が懸命のアシストで集団を引き、プラデス選手と畑中選手を集団前方にキープさせています。そしてそのプラデス選手と畑中選手はラスト700mの最終コーナーを10番手以内で曲がると、最後の登りへ。プラデス選手が残り300mでスプリントを開始し集団先頭!しかしそのプラデス選手の後ろでタイミングを計っていたデネグリ選手(NIPPO)らに先行を許すとそのままの形でゴール。フィニッシュ順位は8位となりました。出走87名//完走78名

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【第4ステージ】
9月3日 倶知安町~ニセコ町~真狩町~洞爺湖町~千歳市~苫小牧市~札幌市(219km ロードレース)

最終ステージとなる3日目は219kmの長丁場です。スタートと同時に標高797mのヒルクライムが始まり、山岳ポイントをクリアした後は平坦区間と山岳区間を繰り返して最後は札幌市内に戻り平坦ゴールとなります。Team UKYOとしてはスプリントを得意とするアベラストゥリ選手のステージ優勝を狙います。最終局面までアベラストゥリ選手の力をセーブさせてゴールスプリントに臨ませるよう、残る4人でレース展開を作っていきます。

昨日と同じ9時半にレースがスタートすると、最初の登り区間ですでに集団はいくつかに分断されます。頂上を過ぎて下り区間に入ると、トリビオ選手(マトリックス)、西薗選手(ブリヂストンアンカー)、吉岡選手(那須ブラーゼン)ら5名の逃げが形成されます。それぞれ強力な選手であるものの個人総合順位に大きくは関わらないため、この逃げは容認。いずれ宇都宮ブリッツェンやNIPPOが集団を牽引してこの逃げを吸収する動きに出ると予想されるので、それに備えてTeam UKYOも戦略を立てます。90km地点の補給ポイントで10分近く逃げとメイン集団との差が開くと、110km地点では11分以上にまで広がります。

しかし、メイン集団を宇都宮ブリッツェンやNIPPOが牽引し始めると、アベラストゥリ選手でステージ優勝を狙うTeam UKYOもそれに参加。一気に逃げ集団との差を3分程度まで縮めます。そして、ラスト10kmで1分差にまで縮めるものの、メイン集団は徐々に牽制モードに。するとメイン集団はそれ以上ペースが上がらず、結局レースは逃げ続けた5人でのスプリントゴールとなりました。アベラストゥリ選手は先頭5人から34秒遅れのこの集団の2位、ステージ7位でフィニッシュ。プラデス選手が15位、平井選手が26位と続いています。出走78名//完走68名

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この結果により、ツール・ド・北海道の総合成績が確定しました。

個人総合順位ではプラデス選手が8位、チーム総合ではTeam UKYOが4位となり、厳しい戦いの中でしたが、なんとかUCIポイントを獲得する事ができました。

2016シーズンのUCIレースはこれからジャパンカップやツール・ド・沖縄などが、そしてJapan Pro Tourは前橋、輪島、南魚沼、大分と国内遠征が続きます。

引き続きチーム一丸となって勝利を狙ってまいりますので、応援の程、宜しくお願い致します!

【総合成績】
8位 プラデス・ベンジャミン 選手
23位 平井栄一 選手
27位 アベラストゥリ イザガ ジョン 選手
33位 畑中勇介 選手
62位 住吉宏太 選手

レポート:Team UKYO
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