平野由香里のマウンテンバイク調査隊!!! 第三弾~プロDHライダー達のホンマでっか!?~

さあ、前回までの『マウンテンバイク調査隊』第一弾第二弾に引き続き、今回は実際にマウンテンバイク競技のプロ選手にインタビューしてきました!マウンテンバイクの魅力やレースのことなど、選手の「ホンマでっか?」をレポートします!

今回インタビューに答えてくれた選手は、AKI FACTORY TEAMの3人!まずは選手たちをご紹介します。(AKI FACTORY TEAMのメンバーは、4人ですが永田準也選手は都合によりシマノバイカーズフェスティバルには参加されていませんでした。)

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【写真右】井手川 直樹(いでがわ なおき)選手
安定した走りと実績の選手です!

■ 競技:ダウンヒル、エンデューロ ■ 競技歴:26年(エリートクラス21年目) ■ オフィシャルHP:www.idegawa.com ■ 生年月日:1980年4月22日(36歳) ■ 身長:172cm / 体重:72kg ■主要成績:1996,2006,2013 全日本選手権DHシニアクラス優勝、2007,2008アジア選手権優勝、2005,2006ナショナルチャンピオン、2009Jシリーズチャンピオン、2014年Red Bull Holy Ride優勝、2016、ダウンヒルシリーズ第3戦優勝

【写真中央】加藤将来(かとう まさき)選手
今年はノリノリ!調子がいい選手とのこと!

■ 競技:ダウンヒル、エンデューロ、ダートジャンプ ■ 競技歴:8年(エリートクラス5年目) ■ オフィシャルHP:http://masaki.lovespo.com/ ■ 生年月日:1996年10月2日(19歳) ■ 身長:170cm / 体重:70kg ■主要成績: 2012全日本選手権DHユース、2013,2014全日本選手権DHジュニア優勝、2016全日本選手権第三位,CJエリートクラス第二戦優勝

【写真左】泉野龍雅(いずみの りょうが)選手
場所とその日のテンションにより結果に期待の選手とのこと!

■ 競技:ダウンヒル、エンデューロ ■ 競技歴:7年(エリートクラス2年目) ■ 生年月日:1998年10月8日(17歳) ■ 身長:173cm / 体重:62kg ■主要成績:2014ユースクラス全日本優勝、2015ジュニアクラス全日本優勝、2015年ナショナルランキング3位(エリートクラス)、エリートクラス開幕戦優勝

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平野由香里(以下「平野」):
「まずは、AKI FACTORY TEAMの皆さんのお名前と競技歴、年齢お伺いしますV(^_^)V」

井手川選手(以下「井手川」):
「井手川直樹、年齢36歳競技歴エリート21年目です」

加藤選手(以下「加藤」):
「加藤将来です。年齢19歳競技歴は8年でエリートクラス4年目です」

泉野選手(以下「泉野」):
「泉野龍雅です。年齢は17歳です。競技歴は7年目でエリートクラス2年目です」

平野:
「エリートクラスというのは、どういう認定でしょうか?」

井手川:
「JCF競技連盟が定める一番最高峰のレースの1番上のクラスですね。」

平野:
「ということは、エリートクラスになる前から走られているということですね?」

井手川:
「そうですね。そしたら僕は競技歴で言えば26年ですね。10歳からです。」

加藤:
「僕は小学校5年生からでした!」

泉野:
「僕は小学校2年生からです!」

平野:
「皆さん、さすが選手の方は小さい頃からされているんですね(°0°) 先ほどもちびっ子ライダーの『ミルキーレース』がありましたが、井手川選手は、子どもたちの自転車教室も行っていらっしゃるとお聞きいたしましたが?」

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井手川:
「僕はストライダーというランニングバイクのイベントの企画やコース設定を行ったり、スクールを行っています。ランニングバイクから自転車に乗れるようになった子ども達には。『イオンバイクジュニアアカデミー』という教室で、子ども達にスポーツバイクを楽しんでもらう教室を開講しています。イメージとしては、サッカーや野球のスクールの自転車バージョンで、より多くの人に自転車の楽しみを知ってもらえるように活動しています。」

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平野:
「なるほど~。では、子ども達にまずは自転車を好きになってもらおう!という主旨で活動されているのですね。そうすれば、その中から速い子やプロを目指したい子ども達も出てくるのではないでしょうか!?」

井手川:
「そうなんです。そこでステップアップ出来るように『イオンバイクジュニアレーシング』という教室を別に設けています。」

平野:
「子ども達も段階を経てスキルアップできるんですね!」

平野:
「今、この記事を見ている読者の方は、ロードバイクをされている方が多いと思うのですが、マウンテンバイクならではの自転車の魅力や楽しみを教えてください(*>▽<*)」

井手川:
「マウンテンバイクにも色々な競技があって、僕たちはその中でも山道を下る『ダウンヒル』や『エンデューロ』というダウンヒルレースがいくつも繋がっているロングのレースがあります。ダウンヒルで言えば、自分との戦いでして、練習を積み重ねて行って、本番の1本でイメージ通り走れるか、そして最高のタイムでゴール出来るか、最高のタイムでゴール出来た時に達成感と喜びを感じることができます。それとは別に、みんなでワイワイ喋りながら下りのトレイルライドを気持ち良く走ることも魅力の一つです。練習の時はみんなで和気藹々と楽しく走っています。なので、競技だけが面白いのではなくて、みんなでファンライド出来る楽しさもありますね。」

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平野:
「泉野選手はいかがですか?」

泉野:
「皆と一緒に走ることはもちろん、安全なデカめのジャンプを飛んだりすることが好きです。高く飛んだ時の、身体がフワッとする感覚がいいですね。結構僕は、ジャンプが好きですね。」

平野:
「なるほど!いろんなコースに合わせて、各選手いろんなテクニックを実践されていますが、泉野選手はジャンプというテクニックが特に面白いということですね!」

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平野:
「加藤選手はどうですか?」

加藤:
「やっぱりファンライドは楽しいです。でも僕は特に、レースの終わった時のホッとする感じが心地良くて好きです。『また、次に早くレースしたい!』ってなります。そのホッとする感覚が虜になったりします。」

井手川:
「『ゾーン』ですね!」

泉野:
「(笑)」

平野:
「そういう虜になる感じを『ゾーン』っていうんですか!?」

井手川:
「『ゾーン』に入るとか言いますね。(笑)」

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平野:
「マウンテンバイクのダウンヒル競技になると、結構な崖を下っているじゃないですか。命の危険と隣り合わせで怖くないですか?」

加藤:
「やっぱり怖いです。でもレースしている時は集中力が高まっていて、怖く無くなってスイッチが入る感覚です。練習中は、怖いなという気持ちがあります。だから練習するんですね。最初怖い気持ちが大会前日に練習してどんどん自分の思い描いたイメージ通りに走れるようになっていくんです。」

井手川:
「いきなり知らない道をぶっとばせ!と言われたら危ないんですが、ちゃんと前日には練習コースが設定されているんです。そして、次の日に本番を迎えてちゃんと走れる。」

平野:
「なるほど~。ということは、プロの人でも『怖い』という感覚をお持ちだということなんですが、一般の初心者の人はどのようにスタートしていけばいいのでしょうか?」

井手川:
「そうですね、先ほどお話した子ども達と一緒でスクールに入るのが一番だと思います。基礎の乗り方を学んで、オフロードではなくアスファルトからでいいので。基本的な乗り方を学ばないと、急に山へ行けないので。スキーやスノーボードと一緒で、急にリフトに乗って降りてくるのは難しいじゃないですか。自転車は、街で乗っていることが多いんで『いける!』と思ってしまう人もいるのですが、転倒や怪我のリスクを回避するためにも、スクールで基礎を学んで欲しいですね。」

平野:
「スクールはどこで受けられるんでしょうか?」

井手川:
「マウンテンバイクのイベントでも受けらますし、ここのパノラマ高原ですとビギナーのスクールが常時あります。スキー場では春から秋にかけてマウンテンバイクのスクールがある所が多いです。マウンテンバイクのショップさんでも行っているところがありますので、是非お近くのショップさんに聞いてみてください。」

平野:
「これから初めてスタートされる方は、安全の確保をして長くマウンテンバイクを楽しむためにもプロに習って基本から学んでいくとこをお勧めということでした。プロがおっしゃっているので間違いないですね!! 」

ちなみに先ほど、井手川選手を話されていたパノラマ高原のスクールはこちら。

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富士見パノラマリゾート:http://www.fujimipanorama.com/mtb/

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マウンテンバイク初心者スクール:http://www.backyardgaragehouse.com/school/

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平野:
「基礎のスキルを身につければ、仲間と練習を重ねて、次はいざレースとなるのですが、レースとなると観客の方もいらっしゃって大きな声で応援してくれはるじゃないですか?あの応援の声は、レース中実際聞こえているんでしょうか?」

加藤:
「結構はっきり僕は聞こえていますよ。人とかもわかります。」

井手川:
「場所によるね。かなり集中しないといけない所だったら、音が聞こえなくなる時もありますし、広い所だったら聞こえますね。」

泉野:
「応援していただけると、ぐっとやる気が湧いてきますね。」

平野:
「そうですよね!皆さんの応援でさらにいいタイムや結果が出そうですね。ぜひ、マウンテンバイクのレースにでる時は、仲間や選手の応援をして大会を盛り上げましょう!」

平野:
「では、最後になりましたが、現在ロードバイクを楽しまれていて、マウンテンバイクもちょっと興味あるという読者の皆さんにメッセージお願いいたします。

井手川:
「マウンテンバイクは自然の中の地形があるので、石とか砂利とか木の根とかそういう所で加重を抜いたり、浮かしたような状態でペダリングしたりします。また、くだりになってくるとお尻を引いたりなど、ポジションを変化することが多くて『難しいんじゃないかな!?』と思われるかもしれませんが、裏を返せばいろんな乗り方ができるので”変化する楽しみ”を体験してもらいたなと思います!」

加藤:
「僕は普段ロードバイク乗ったりして、ロードが好きな方と一緒に乗ったりする中で、その方々もマウンテンバイクにも興味を持ってくださって、デビューしてくださっています!マウンテンバイクの楽しさは、下りの爽快感というものも一つあるのですが、道がでこぼこしているので自分のバイクコントロールを試すことが出来るんです。コーナリングもダウンヒルでは50mで3つ4つあったりして、自分自身でバイクを操っている感覚の面白さがあります。ぜひ皆さんもチャレンジして貰えば、また新しい自転車の楽しみが見つかるかと思います!」

泉野:
「僕がお世話になっているロードのショップのお客さんと一緒に試乗車で里山へ、軽いマウンテンバイクの体験をしてもらったりするのですが、最後は皆さんが笑顔になって終わられるんです!初めての体験というのもあるし、自分のバイクコントロールの技術が目に見えて上がっていく面白さを感じられますよ。」

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いかがだったでしょうか!?

最後まで記事を読んでくださったあなた!! 次の出走ライダーは、もしかしてあなたかもしれませんよ♪

安全に楽しく色んなバイクに挑戦してみてくださいね!